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9月(長月)

 9月は、早速、台風の洗礼をうけていますが、気温が下がって来て凌ぎやすくはなった気がします。
 さて、9月13日は「天然忌」です。如心斎は利休以来の茶の湯の教課を整理しつつ、新たに七事式とよぶ点前を考案した。それによって、利休以来の教えを棄てたり破壊することなしに、人々が茶の稽古を楽しむ事となった。

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お花
お菓子
天然忌

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 七代如心斎宗左は、斎号「如心斎」を紀州候より受け、「天然」の号を大徳寺参禅の師、大龍和尚より受けました。

 47歳と短い生涯の中で、弟の一燈宗室や、川上不白と相談し、「七事式」を制定するなどわびの伝統を失うことなく現在の千家流の茶の基礎を築き、中興の祖と呼ぶにふさわしい功績を残しました。

 如心斎は「自分の死後、画像をかけてはならぬ」と言い残した為、天然忌には残月亭の床に自筆の「円相」をかけて供茶をします。

 如心斎の功績にちなみ天然忌には七事式の「旦座」を中心に「一二三」と「数茶」を隔年で行うしきたりになっています。

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成田山新勝寺献茶式

 真言宗智山派の本山で「成田不動さま」の呼び名で親しまれ、関東各地をはじめ全国的な信仰を詰めている新勝寺では、毎年表千家家元奉仕による献茶式がおこなわれていま

 

大宮氷川神社献茶式

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 川越城本丸御殿の北西に位置し、川越の総領守である川越氷川神社で、毎年表千家家元による献茶式が行われている。

 川越祭は、10月14・15日に行われる。

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