top of page

八十八夜、立夏をむかえ、木々も古い葉を振り落とし若葉へと変わってゆきます。

茶室も炉から風炉へ・・そよ風、木漏れ日、小鳥達の声、一年の中でも良い季節を迎えます。

5月(皐月)

金閣寺献茶式

 足利三代将軍義満創建の鹿苑寺金閣で、毎年5月6日の義満公命日に、表千家家元により行なわれます。

 金閣は南に広がる2000坪の鏡湖池にその姿を写し、その新緑を背景に幻想的な輝きをはなつ殿上にて厳粛に行なわれます。

表千家・初風炉(しょぶろ)

 葉桜の陰も濃くなって、木漏れ日の庭に緑の風が吹き渡ります。そんな時期に「炉」から「風炉」変わります。



花に寐む一畳青き表かへ

                芭蕉

炉のあとは一畳青しほととぎす                   7代・如心斎​

湊川神社献茶式

  藪内家、表千家、裏千家、武者小路千家、堀内家、久田家の六庵が輪番制で奉仕。

 濃茶・薄茶が供されます。又、拝服席など茶席(3席)並びに点心席。

   2013年は、藪内家(燕庵)当番。

春日大社献茶式

 表、裏、武者小路の三千家家元が毎年交代で献茶奉仕。祭典後、一門による拝服席。輪番制は昭和22年4月3日に三千家の各宗匠による話し合いにより武者小路千家、表千家、裏千家の輪番により奉仕することが決定し、同年5月5日に武者小路千家千宗守宗匠奉仕によって始まりました。

鶴岡八幡宮献茶式

  別称として鎌倉八幡宮とも呼ばれる。武家源氏、鎌倉武士の守護神。鎌倉初代将軍源頼朝ゆかりの神社として全国の八幡社の中では知名度が高く、近年では三大八幡宮の一社に入ることがある。境内は国の史跡に指定されている。

神田明神献茶式

 表千家家元奉仕による古式ゆかしい儀式です。お家元自ら奉仕の見事なふくささばきがご神前で披露される。献茶式終了後は、明神会館で拝服席が設けられる。

石清水八幡宮献茶式

 旧称は男山八幡宮。伊勢神宮とともに二所宗廟の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。宮中の四方拝で遥拝される一社。

 三重の伊勢神宮、京都の賀茂神社と下鴨神社(または奈良の春日大社)とともに日本三社の一社。

 大分の宇佐神宮・福岡の筥崎宮(または鎌倉の鶴岡八幡宮)とともに日本三大八幡宮の一社。

上賀茂神社献茶式

昭和29年(1954)より、表・裏両千家家元の隔年奉仕。同社の創建は古く、平安遷都以降は、国家鎮護の神として朝廷の崇敬をあつめ、下鴨神社(賀茂御祖神社)とあわせて『賀茂社』と総称され、ご祭神は賀茂別雷大神。両社の祭礼5月15日の葵祭は、祇園祭、時代祭とともに京都三大祭の一つ。本殿、権殿は平安時代の流造(ながれづくり)の様式を伝え、1994年、世界文化遺産に登録されました

       2013年は、裏千家担当。

bottom of page